遥か彼方の古代に

遥か彼方の古代の記憶を蘇らせてみると、こんな風だったりもする

この地に降り立った時、鏡のような静かな水面に数々の緑の島が浮かぶ美しい光景に目を見張った
何故この地が選ばれたのかはっきりとはわからない
着陸しやすい環境だったからか

この地の人々は温厚で友好的で私達を快く受け入れてくれた
私達はエネルギーワークによって、すべての生きるものがその元々持っていた力を使えるようになることを伝えて彼らの生き方を格段的に次元の高いところに引き上げていくのを助けた

彼らはそれを学んで実践していくのを好んだ
習得の早い人々だった

このエネルギーワークには特に必要な物質は何もない
神殿や祭壇は必要ないのだ

どこでも実行できる
ただし、清浄な環境と心が重要となる
この地にはそれがあり、この地の人々に備わった清い心が、このエネルギーワークをするには最適な条件だった

さてそれでは、そのエネルギーワークというのは一体どういうものか
生きるもの同士の関係をスムーズにするという効果があるこのワークは、自分の波動を整えることで周囲に同じ整った波動を起こすことができるという共鳴を利用したものだ
かなり強力な波長を発生できるようになるとその影響を与える範囲も広がる
自分の健全な波動が周りに影響を与えて、周りの生けるものの波動が整うことで、不調や怪我が消滅していくのだ

波動を上げるには、瞑想のような状態で自己の内部にあるエネルギーに集中する
自己の偉大さや輝かしい美しさ、自己のその神性を理解している状態を保ちながら
自分自身を深く愛し、どんな人間や生き物が現れてもそのものを深く愛することができると感じる
そうなったら、輝くエネルギーの光が放たれてゆくのだ

さらに、振動数を上げていくことで空間を移動するために必要な、物質を気化すなわち昇華できる高度な能力まで行使できるようになった
島々の間を移動するためにこの方法が特に便利であったために、この地の人々はこの移動方法を喜んで学んだ
こうして、人々は病いや争いなどの原因となる波動を避けて生きることができるようになった

多くを学んだ人々の成長振りに満足した我々はこの地を去ることになった



こんなことがあったかも知れないし、なかったかも知れないし

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