引っ越した
住むところに固執しない。
人生のうち何度引っ越してきたか数え切れない。引っ越しては過去をリセットして新しい人生を始める、ということの繰り返しをしてきたかのように。これを周りの人達は「フラフラしている」と言う。
転職したから引っ越しが必要だったという大義名分があったわけでもなく、特に学生の頃はどこも満足しなくて、もっと他にいいところがあるだろうと思ってしまって引っ越していた。
アメリカに来てからも引っ越しは続いた。引っ越した時は、そうすることが正しいし必要だと思っていた。事情はそれぞれ異なっても、毎回そうすることが自分では必然だった。
方角とか吉日とか気にせず、
引っ越した。
どこにいても満足感がなかったのかもしれない。近所の人達との人間関係がうまく構築できない、構築するという気持ちがない。誰にも縛られない自由気ままな旅人気質で、さすらっていた。
知らず知らずのうちに心の浄化をしていたと思う。場所が変わって環境も自分もエネルギーが変わって、新しいことに挑戦できていたりする。引っ越しても引っ越してもエネルギーがたっぷりあった。
どこにいても、今いる場所が世界の中心と思っている。
でも、その反面、家を購入したらそこが世界の中心なはずなのにそこが終の住処と思えず、どこかに旅行して気に入った場所だったらそこに住みたいと思ってしまう。
引っ越し貧乏とか言うぐらいだからコスパは良くない。
でも引っ越しがいいとか悪いとか判断をする前に、その都度、自分にあった、より良い環境の場所に引っ越すなら、良いエネルギーになって成長していくのだと思ってみること。
そういう自分、今の家に移ってから20年以上になる。それまでの引っ越ししたい病は姿を隠していた。
でも、最近になってまた Love Myself で人生始めたら、フットワーク軽くなって、旅人気質がムクムクと頭をもたげる。。。
軽やかに、新しい価値観で生きる。そんな自分が大好き。