エジプトのパワー(その1)
エジプトエアーの眠そうな男性の声のアナウンスで、50分遅れのフライトがようやくカイロ空港からテイクオフした。10日間のエジプトの旅がおわった。
座席に座っていると、昨日のラクダツアーからのお尻の痛みが、あれは現実だったのだと思い起こさせてくれる。
初めてのエジプトで、何を見ても新鮮で驚きなのに、さらに体験を何倍にも増幅させてくれたのが、トレイシーのリードによるワークとてんごくさんの龍音。今回の旅は「トレイシーアッシュ×伊藤てんごく。アルケミー秋分リトリート」と題する超豪華なリーダーによる、エジプトの古代テクノロジーを訪れてその中でワークをするリトリート。波動が上がる、宇宙と繋がる、シリウスと繋がる、タイムトラベルしてしまう、、、そんな旅だった。
古代エジプトの女神たちやそのずっと以前から力を与えてくれているシリウスの叡智につながる瞑想をたくさんやった。いろんな神聖でパワフルな場所で。
こんなに心に贅沢な旅は初めてだ。これを経験したら普通のツアーはもうできない。時を超えて古代エジプト、いやもっと遥か昔のシリウスと繋がる深い旅だったから。
そして最終日に感じたのがデジャヴ。ああこれ、以前にもこんな光景にいた、という穏やかで暖かい空気感。懐かしくて、安心感のある場面の中にいた自分を感じた。やっぱりここにいたんだ、昔。
毎日40度を超える暑さの日中、ピラミッドや神殿遺跡を訪れるのだ。頭と顔をカバーする大きなエジプトスカーフなしではいられない。次の日しっかり起きて朝食を摂り、またフルメニューのプログラムをこなしていくのだ。それができた自分達のエネルギーは、ピラミッドやそこから繋がっている宇宙のエネルギーを受け取っていたから発揮できたのかもしれない。
順番に振り返ってみよう。
旅の前半4泊はカイロ郊外の田舎にトレイシーが設計して建てたリトリート。アブシールという小さめのピラミッド群のこんな風景を目の前にした素朴でシンプルな美しさのあるホテル。
初日からトレイシーのセッションを受けた。彼女のセッションはこれで2回目。言われたことを録音しておいて、何度も聞き返すうちに、ああそうか、という啓示的な閃きを受ける。何度も何度も聞き返すのだ。そうしてやっと少し分かってくるという不思議な影響力のあるセッションだ。
最初に訪れた宇宙へのゲートは、アブグラブという所。秋分間近の夜、星空の中、サハラ砂漠を10分ほど歩いていく。世界最古の祭儀場と言われるこの遺跡にはオベリスクがあった跡、その前に6メートル四方のカルサイトでできている祭壇の跡があり、そこに座って宇宙へのゲートに繋がる。砂漠の中に取り残された廃墟、でも5000年前、いやそれよりずっと以前から、そこは神殿として栄えた。
トレイシーは古代エジプト人でイクナートン(第18王朝のアメンホテプ4世)とその子ツタンカーメンに仕えたメリラーという名の大司祭だった過去世を思い出している。だから第18王朝を専門としている。
イクナートンといえば、よく写真でも見る長ーい顔のファラオ。アクエンアテンとかアメンホテプ、アメンへテプとか名前が何度も変わったのでわかりにくい。それまでの多神教のアメン神への信仰に対抗して唯一神の太陽神アテンを信仰した人。
そして彼女はこのアブグラブの神殿にもいた記憶を持っている。
世界の大変動の今トレイシーに出会ったのは、自分が彼女の過去世と古代エジプトで繋がっていて、これからの人類の変容の一部に貢献する彼女のワークを共有したいと願ったからに違いない。
(続く)