神との対話2

日本語で2018年に発行された新装版文庫本には次のようなサブタイトルが付いている。

一冊目は「宇宙を見つける 自分を見つける」

二冊目は「宇宙を生きる 自分を生きる」

三冊目は「宇宙になる 自分になる」

インパクトがあっていい。わかりやすいような、でも難しくて、本文を読んでは、このサブタイトルを何度も見直してみる。

一冊目はおもに個人的なことがら、ひとりひとりの人生における、課題と機会について。

二冊目はもっと世界的なことがら、地球上の地政学的、形而上学的な生活について、世界が直面している課題について。

三冊目はさらに高い秩序、宇宙の真実について、そして魂の課題と機会について。

この二冊目では一冊目の復習のような内容も多くあって、一冊目での学びを思い出させてくれる。

ここに何かを学びに来たわけではない。人生は学校ではないし、ここでのあなたの目的は、学ぶことではなく思い出すことだ。

ここが本当にわかって、いろいろな叡智を思い出すことができれば、この本の内容を本当に理解できたと言える。

生きるために必要なことをしてきただけの人間としての私は、ここで糾弾される。そんな状態から抜け出すには「意識の改革」が必要だと神は言う。そしてその変革が可能なのはただひとつ、ひとの心のなかだけだ、と。

あなたがたは、神を自分たちとはべつの存在と見ることをやめなくてはいけない。それに、お互いどうしがばらばらの存在だと考えることもやめなくてはいけない。

第一の解決策は、究極の真実だ。宇宙には、ばらばらに存在するものは何もない。すべては本質的に結びつき、依存しあい、からみあって生命の布を織りなしている。

すべての政府、政治は、この真実を基本にしなければいけない。すべての法は、この真実に根ざしていなければいけない。これが人類の未来の希望だ。地球の唯一の希望だ。

いま、この本を読む理由がここにあるようだ。やっと、この宇宙の真実と言うものが少しわかってきた今。

三冊全てを通して何度も神が言っていること、それは「あなたがすべてをーーー人生のすべてをーーーここで、いま創り出しているのだ」

あなたの心に従いなさい。自分自身の魂に耳を傾けなさい。自分自身の声を聞きなさい。

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